「きれいごと」は「綺麗言」ではなく「綺麗事」と書きます。
【綺麗事】:実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。 「もはや―では済まされない」「―を並べる」(by yahoo!辞書)
ネット上でこの間違いがすごく多いのは、おそらく「独り言」「寝言」などのように「ごと(こと)」を“言葉”だととらえてその意識のまま確定してしまうからではないでしょうか。
[検索例]
- 結局は綺麗言並べて自分が良ければいい人の集まりだ
- 綺麗言を言っちゃいけないなら屁理屈言って困らせてやる
- 時に綺麗言を言う人も居ますetc……
「綺麗言」を知る為のYahoo!検索。(本日現在 約532件)
「相談事」「心配事」などと同様、「綺麗事」はあくまで「綺麗な“事柄”」であり、そう意識すれば「綺麗言」にはならないと思います。
なんてエラそうに書いてますが、このエントリーを書くことになったのは、そもそも私自身がどっちの方が正しいんだかよく分からなくなってオンライン辞書で調べたことがきっかけだったのですからこれまたなんともお恥ずかしい話です。
あと、実際に検索結果を見ていて分かったことですが、両方に異なる意味付けをして意識的に使い分けている例も見られました。
[検索例]
- 言葉が綺麗だから余計に美しく感じる。綺麗事じゃなくて綺麗言。
- 綺麗言を口にします。綺麗事を夢に見ます。平和でありたいと願います。
- 綺麗言は好きだけど綺麗事は好きじゃないetc……
それぞれこだわりを持って使っているようであり、必ずしもその意図を正しく汲み取ってはもらえないかもしれないということを承知の上で使うのであればそれはそれでまったく構わないと思います。

