とてもメジャーなうろ覚え表現の一つではありますが、検索してみたら意外に指摘しているサイトが少なかったのでとりあげてみました。
本当は「油断を許さない」ではなく「予断を許さない」です。
【予断】:前もって判断すること。予測。「形勢は―を許さない」
◇予断する|predict
(by Yahoo!辞書)
実際に検索結果をよく見ていくと、単なる変換ミスなどではなく、最初から「油断してはいけない」「油断大敵」「気を抜けない」というような意味合いで使われている例が少なくないのが分かります。
[検索例]
- しょっちゅうハラハラさせられる油断を許さない作品だなあとしみじみ思う。
- 一瞬たりとも聴き手に油断を許さない別格の緊張感を放っている。
- 何時如何なる時も全く油断を許さない展開etc……
そもそも「予断を許さない」という表現があること自体を知らずに、「予断」を「油断」とどこかで聞き覚えてそのまま一つの言い回しとして本来とは異なった意味でインプットし、そのまま使うようになったというケースも多いのではないでしょうか。
そのように考えていくと、この「油断を許さない」という表現は、今でこそ「間違い」であると指摘されますが、今後この言い回しを使う人が増えていくに従い、一つの定型表現として認知される日が来るかもしれません。
そんなこと絶対有り得ないと思いますか?
検索結果を見る限り、まったくもって予断を許さない状況だと思うのですが。
なんつって。
「油断を許さない」を知る為のgoogle検索。(本日現在 約 2,870 件)
「余談を許さない」(本日現在 約 5,940 件):「余計な話はするなー!!」っていうことでしょうか。
こっちの方は完全に誤変換ですね。

