「背に原は」
ふとした思いつきで、まあないだろうなと思いながら検索してみたら出てきた誤変換。
その殆どは間違いを承知の上で楽しんで使っています。
「背に原は帰られない」なんていう全く意味不明の物もあり、どれが本気でどれが冗談なのかの区別もつかない“誤楽変換”です。
ふとした思いつきで、まあないだろうなと思いながら検索してみたら出てきた誤変換。
その殆どは間違いを承知の上で楽しんで使っています。
「背に原は帰られない」なんていう全く意味不明の物もあり、どれが本気でどれが冗談なのかの区別もつかない“誤楽変換”です。
見た瞬間「自己ベスト」の間違いだろうと笑ってしまいそうになりますが、たいていの人はわざと“間違って”この言葉を使っているようです。
「まるで出会い頭の事故のようにわけもわからず自分のベスト記録が出た時には『事故ベストが出ました』と表現してください」なんて書いてあるサイトもあって、なんだか楽しそうです。
他のサイトの文章を読んでみても、一瞬本気で間違っているのかそれとも洒落で書いているのかの判断がつきにくいものが多く、この言葉をどこかで見かけた際、得意気に間違いを指摘して逆に無粋なやつだと笑われたりしないように気をつけましょう。
ちなみに2003年に発売された聖飢魔Ⅱのベストアルバムのサブタイトルが「事故ベスト」だそうです。
ほとんどの人が楽しみながらわざと間違えている“誤楽変換”です。
使用例:
・本邦初後悔!否、初公開!
・そして、本邦初後悔、イヤ公開
・という訳で、本邦初後悔(←変換ミスじゃないのよ:汗)
自分にとってちょっと恥ずかしい画像を躊躇しながら公開しようとしている場合とか、自分の失敗を初めて公にさらす時など、ちゃんと“後悔”のニュアンスを含めた使い方をしているのが面白いです。
ただ、きわめておやじギャグに近い系統の誤変換でもあるため、実際の使用には注意が必要。
「後悔(公開)先に立たず」なんてことになっても知りませんので、どうしても使いたい場合は自己責任にてお願い致します。
「本邦初後悔」を知る為のgoogle検索。
訂正なしの素の間違いもあるような・・・。

逃飛行:現実から逃避する為に海外旅行に行くこと(ウソ)。
あんまり数が多いので危うくダマされるところだった「逃避行」のfaint memory(本日現在約3900件)。
素で間違えている人もそれなりにいる一方、ほとんどの人がわざと当て字にして遊んでいる「誤楽変換」です。ポエムな文章内に出現率高し。
「逃飛行」を知る為のgoogle検索。
*ゴスペラーズの曲に「逃飛行」という曲があるそうです。
同じように「遠飛行」という表現も見られますが、これはちょっと無理があるかなとワタクシ的には思います。
素で間違えているらしい人の方が実際ずっと多いのですが、敢えてこの文字を当てている文章も非常によく見かける「損得勘定」の“誤楽変換”。
(ただし、あくまで従来からの「四字熟語」として使われるものを指し、「損得の感情」を短縮しているだけである場合誤りとは言い切れない)
最初に耳でこの言葉を聞いて「損得感情」と脳内変換してしまうと、その語感の自然さからそのまま“確定”してしまう可能性がありますが、目で「損得勘定」であると覚えた場合、その後「損得感情」を一つの表現として使えるようになるのだと思います。
実際検索結果には、それぞれに意味の違いを持たせて書かれた「損得勘定(感情)論」とでもいうべき興味深い文章がたくさんありました(⇒●)。
■これらの検索結果からイメージされる使い分け
「損得勘定」: おもに金銭面でのビジネスライクな損得の判断。
「損得感情」: おもに人間関係の精神的な結びつきの度合いによって変わる損得の判断。打算的な気持ち。
公的度合いの強い文章に何の説明もなく「損得感情」を使っても「損得勘定」を連想されて誤りと認識されるのがおちですが、今後の“普及”の度合いによって将来の国語辞典に両者が併記される日がもしかしたら来るのでしょうか。