もう3日前になりますが、タモリが出ていた「ジャポニカロゴス」というテレビ番組が面白かったです。
日本語のユニークさや奥深さを検証するクイズ形式のバラエティで、国語の辞書や学校の授業ではなかなか学べない、現代的で実用的な日本語講座になっていました。
講師は昨年NHK教育テレビで見かけることが多かったあの独特の風貌でおなじみの金田一先生。
問題は例えばこんな感じ。
Q.夕方、バッタリ社長に会った時どんな敬語を使って挨拶するか?
解答としてまず「社長、お世話になっております」というのは間違い。
(同じ会社の人には使わない)
正解は、頭を下げて「社長、どうも……」とだけ言えばよい。
いったいこれのどこが“敬語”なんだと回答者からも意見が出ましたが、まずもって「お疲れ様です」や「ご苦労様です」は目上から目下への挨拶なので使わない。
夕方、偉い人に会った時の挨拶はそもそもないんだそうです。
なので「どうも…(お世話になってます)」なのか「どうも…(いつも有難うございます)」なのか、分からないようにして「どうも……」とにごして頭を下げるのがベスト。大切なのはその時の態度であり、「どうも…」は立派な敬語と言えるということでした。
こんな感じのユニークな問題と解答が次々出てきて最後まで楽しむことができました。
去年は日本語ブームということで色々な本や番組を目にしましたが、今年ももうしばらくこのブームは続きそうな気がします。
今朝早くだったか昨日だったか某所にて殺人事件がありそれを報道するニュースを見ていたのですが、その中でアナウンサーが「室内には血痕のあとがあり~」と言っているのを聞きました。
こういう明らかな重複表現がニュース原稿にあるのも珍しいと思ったのですが、ちょっと気になって試しにネット検索をしてみたらやはり同様の記述をしているページがけっこうあり、これを間違いとして指摘しているサイトもありました。
血痕自体が非常に薄くなっていてようやく確認できる程度のものであったとしたら「血痕の痕(あと)」でもいいのではないかなんて言われても、それはやっぱりどうかと思うのでした。

某モーニングワイドで放送していた青色LED開発者の記者会見。
他のニュース番組等で見た方も多いと思いますが、会見の中で「怒り心頭に達しています」という言葉が出てきました。
番組内最初のニュースではそのまま「怒り心頭に達しています!」というテロップがつきましたが、約30分後に再び同番組で放送された時にはテロップは「怒り心頭に発している」にかえられていました。
たまたま録画しており何度も聞き返したのですが、本人は明らかに「達しています」と言っており、当初それに従いそのままのテロップをつけたのだと思いますが、言葉としては「発する」が正しいので2度目の放送でテロップのみ書き換えたのだと思われます。
もしかしたら最初のニュース直後に全国からかかってきたたくさんの“親切な電話”のおかげで変更を余儀なくされたのかもしれません。
忠実な表現(再現)をとるか、それとも言葉としての正確さをとるのか、どちらがいいのか難しいところではあるのでしょう。
ついさっき某有名人ブログのトラックバックで見つけたので書いちゃいますけど。
そこには「強姦に襲われたときに~」というフレーズがあり、これは前後の文章から「暴漢に襲われたときに」のつもりで本人は書いているのだと思われるものでした。
なかなかコメントもしづらいですけど、意味の違いすらよく分からずに書いてるんじゃないかと思えて仕方ありません。
それで、けっこうこの表現が検索すると出てくるんです(検索結果本日現在約43件)。
「宅配業者を装った強姦」「ストーカーや強姦に襲われた時」など。
「強姦」は行為を指し、あくまで「する」「される」が続く言葉であり、英語だとレイプ(rape)がこれにあたりますから、「レイプに襲われた」とは言わないことからもこの表現が誤りであるのは分かると思います。
ちなみに「暴漢」は「乱暴をはたらく男」という意味です。
「rssリーダーのすすめ」(本日現在約89件)
「rssリーダーの勧め」(本日現在約80件)
これまですでに多くの人達がrssリーダーの“布教活動”をしておりその認知度も高まっているらしい今日この頃なのですが、今回それらの中でも最も人気があると言われている「Bloglines」を数日前から使い始めたのでちょっと紹介してみたいと思います。
ブログをやっている人にとっては説明するまでもないことですが、rssリーダーを利用すると自分で登録しておいたたくさんのサイト(ブログ)の更新状況がひと目で分かって大変便利です。
Bloglinesの場合は、更新されたサイトの項目(エントリー)のタイトルと要約。そしてその時点での登録各サイトの未読項目の件数が表示されます。
それで興味を持った項目をクリックすれば、そのままサイトに飛んで行けます。
ユニークなのは更新通知機能があること。着信通知プログラム(100kbぐらいの小さなもの)を別個に自分のパソコンにインストールすれば、更新があるたびにサウンドと画面表示で知らせてくれます。

Bloglinesの自分のページに見に行かなくてもネットにさえ繋いでいればほぼリアルタイムで更新を知ることができるのはけっこう感動ものです。
初期設定とサイト登録は驚くほど簡単にできますので(コチラを見て回れば親切で分かりやすい解説がたくさん見つかります)、「お気に入り」にブログの占める割合が増えてきて巡回に時間がかかっている人は是非一度使ってみることをお勧めします。
さきほど放送された「情報ライブEZ!TV」において、ある凶悪事件の犯人について言及していた場面で使われたフリップで、「更生施設」とすべきところが「更正施設」になっていて番組終了間際に訂正とお詫びがありました。
これは実際とても紛らわしくて、私も訂正があるまで全然気づきませんでした。
更生:精神的・社会的に好ましくない状態から正常な状態に立ち直ること。
更正:登記事項・税額・判決などの誤りを改めて正しくすること。
(いずれも明鏡国語辞典より)
前回とりあげたメルマガのうち2つは今年になってからまだ一度も発行されていなかったりするので、今私が購読しているもう一つの言葉系メルマガをご紹介。
■大人版国語のテスト・1日1問
まぐまぐの激戦区・ビジネス版で新作ランキング第6位。メルマガ界に空前の国語ブームを巻き起こした話題作。読むのに時間はかかりません。毎日続けると、かなりの知識が身に付きます。
2月16日。テレビでは何度も京都議定書に関するニュースが放送されていましたが、Web上では「京都議定書が発行」となっているサイトがたくさんありました。
言うまでもなく正しくは京都議定書「発効」です。
“言うまでもなく”なんてエラそうに言ってますけど、私自身昨日あたりまでどっちが正しいんだかよく分かっていませんでした。
発効:法律や規則などの効力が発生すること。「条約が―する」←→失効。
(by yahoo!辞書)
「京都議定書発行」の検索結果。
新聞社や各地方自治体等のサイトもやっちゃってます。
タイトルを見ただけで何のことかすぐに分かった人、少なくないと思うのですよ。
私の場合、けさ(18日朝)地元新聞の記事の見出しではっきりと確認しました。
『小泉タレントを書類送検』。
記事にまで『小泉今日子タレント(39)を書類送検』と書かれていました。
“メンバー”の次は“タレント”。なんかビン・ラディン“氏”を上回る不自然さで、呆れるより先に笑ってしまいました。
当然のように、すでにWeb上ではこの件について言及しているサイトが徐々に出てきています。
メンバーとタレントをどうにかしてほしい人達の数⇒[検索結果](本日現在16件)
日を追うごとにこの検索結果は増えていくに違いありません。
そして次は「あ○るアイドル(18)」なのか。
「あんとにおいのき」をパソコンで変換するとどうなるか。
私のパソコンでは「安とにおいの気」になりました。
プロレス好きの人のパソコンでは文句なく一発で「アントニオ猪木」と変換されるのでしょうけど、やっぱりたいがいの人のパソコンではそうはならないのかもしれません。
NECのユーザーサイトである「121wareニュース」の今週のアンケートコーナーは、このようなパソコンによる誤変換の特集でした。
他に文字変換を上手にするコツなんかも載っていて、登録の仕方など私自身なかなか勉強になりました。
やっぱりATOKの方が頭がイイ?
例えば、誰かのちょっとした態度や言葉に対して「気に障った」り「ムカついた」りした時の気持ちを「カチッと来た」という言葉で表現している文章を最近目にすることがあるのですが、そりゃ「カチッと来た」じゃなくて「カチンと来た」だろうと私は普通に思うのです。
[例]
・そのいやみな口調にカチッと来た。
・温厚で通っている○○さんもこれにはカチッと来たようです。etc…
検索結果を見ると10代~20代の若者の文章が多い気がするのですが、これっていわゆる言葉の乱れとかいうよりは、もしかしたら感情の擬音化における世代間格差だったりするのかな
と思ったりもしたのですがどうなのでしょうか。
「カチン」よりも「カチッ」の方が瞬間的なイラッとした気持ちを的確に表現していると感じられる比率が若者ほど高くなる傾向なんてものがもしかしたらあるのかもしれません。ないかもしれないけど。
私が「カチッと来た」を使うとすれば、それはまったくの別の意味で、「合点がいった」「しっくり来た」「フィットした」「ピタッと当てはまった」などというような意味で使います。
例えば「その音楽は今の自分の気持ちにカチッと来た」などという風に。
使わないと思うけど…。
世代別のアンケートがとれたら面白そう。
ちなみに「かちんと」は国語辞典にも載っています。
かちんと:堅いものどうしが接触して発する音を表す語。
かちんと来る:他人の言動が気にさわって不愉快になる。
(by 明鏡国語辞典)
今晩もやってました「ぐるナイ」の「まぎらわしき日本語確認歌会」。
本日は以下の問題。
それぞれ正しいのはどっち?
「押しも押されぬ」「押しも押されもせぬ」
「口先三寸」「舌先三寸」
「焼けぼっくりに火がつく」「焼けぼっくいに火がつく」
「濡れ手で泡」「濡れ手で粟」
正解はそれぞれ全部二つ目、うしろの方です。
「ぼっくい」は漢字で書くと「木杭」。木の杭のこと。
「あわ」は「粟」そのものを知らなければ「泡」になるのも仕方ないかも。
前回採りあげた回の内容についてはコチラを参照。
今晩放送していた「世界一受けたい授業」。
おなじみの金田一先生がまた国語の授業をしていたので昨日の「ぐるナイ」に続いて出題内容をここに書こうと思いましたが、番組のサイトを見てみたらそんな必要なんてまったくないぐらい詳しく(放送を見なくてもいいぐらい)内容が載っていたのでやめにしました。
今回はむしろ2時限目の齋藤孝先生の授業の方が面白かったかもしれません。
腹から声を出して朗読することの大切さを力説されていました。とてもためになりました。
日テレサイト内「世界一受けたい授業」
直観的に何かを感じ取ったとき、あるいは自分の気持ちに訴えて来るものがある場合などに「ピンと来る(pintokuru)」という言い方をしますが、最近は同様の気持ちを表す言葉として「ピッと来る(pittokuru)」という表現を目にするようになりました。
[例]
絶対間違いないってピッと来たんです
私的にピッと来た音楽の情報お届けします
目が合った時にピッと来た
「カチッと来る」と同じようなパターンで、「ピン」よりも「ピッ」の方がより瞬間的なひらめきを表現できると感じる人が多くなってきているのかもしれません。
「ピン」に比べると「ピッ」はまだ少数派だし視覚的にもなじめませんが、より現代的な表現としてこれから少しずつ増えていく可能性はあるような気がします。
「ピッと来た」を知る為のgoogle検索(本日現在約123件)。
「この顔にピンときたら110番」という決まり文句も「ピッときたら」に変わる日が来るかも?
参考.「ピンと来た」(本日現在約29600件)

昨年末に発売されてからずっと売れ続けているいわゆる日本語本。今月初めに書店に並んでいた分で第10刷を数えています。
日本語はこうでなければならない、という風に「正しい日本語」以外認めようとしない人と、言葉なんて相手に意味が伝われば別にどうだっていいじゃんという人。それぞれのこだわりや意地、無関心な心を揉みほぐす良書。
両者の感情的で意味のないぶつかり合いを回避させるきっかけにもなりうる緩衝材のような一冊です。
っていうか私って日本語好きな人じゃないですか。すごいおもしろいのでわたし的には全然OKです。みたいな。こんな紹介文でよろしかったでしょうか。
*発行元である大修館のサイトでは“問題な日本語”を募集しています。
「明鏡日本語なんでも質問箱」
日ごろ気になっている言葉があったら投稿されてみてはいかがでしょう、なにげに……。
まぎらわしきことわざ。
「他山の石」の使い方で正しいのはどっち?
1.この失敗の経験を自分たちの将来へ活かすために、他山の石としないことが大切です
2.今回の騒動を対岸の火事だと見過ごさず、他山の石とする意識が大事だ
他山の石は、自分の人格を磨くのに役立つ材料。反省材料とすべき、他人のよくない言行のことで、他人の失敗から得られる教訓というような意味になるので、正解は2です。
1の使い方では正反対の意味になってしまうのですがWeb上には数多く見られ、どちらかと言うとお堅い文章の中で使われていることが多く、気まずさ倍増です。
「他山の石としないように」としている人は、「他山の石」を「自分と無関係のこと」というような意味にとらえているのではないでしょうか。
[検索例]
「他山の石としないよう」(本日現在 実質31件)
いずれにしても、私自身このような言葉の誤用を他山の石として、今後もこのサイトを末長く続けていきたいと願うのでした。
単語の綴りを入れ替えて別の単語を作る言葉遊びをアナグラム(anagram)と言いますが、「かっがり」「やらわかい」などの表記間違いも、ある意味本人が自覚していないだけの一種のアナグラムなんじゃないかと思えたりします。
言葉を覚え始めた頃「エレベスト」とか「ヘコリプター」とか誰でも一度は言い間違えた経験があるのではないでしょうか。
そんな覚え違い、表記間違いなどを「エベレーター症候群」と名づけて数多く紹介しているサイトがあります。
仕事中の方は吹き出さないよう注意しながらご覧下さい。
わたくし的なことですが、4~5日前から本年度の花粉症が始まりました。
メインの症状は目の痒みで、まだ軽度ですが一日数回のアイボンは欠かせません。
たまたま私と同じ様に花粉症で悩んでいる人のブログの中に「空気洗浄機」という言葉を見つけてあれっと思ったのですが、これは「空気清浄機」とどう違うのでしょうか。
実はさっきまでけっこう本気で悩んでいて、どうやら(と言うかどう考えても)「洗浄機」の方は誤りで「清浄機」が正しい名称のようです。
ちなみに
「空気洗浄機」本日現在約5,350件。
「空気清浄機」本日現在約542,000件。
同じメーカーのまったく同じ商品が通販のサイトによって「洗浄機」になったり「清浄機」になったりしています。
「洗浄機」でも「清浄機」でももうどっちでもいいので、花粉対策に有効ならば是非ともわが家にも1台欲しいところです。
突然ですが、当ブログは現在あるところより激しい攻撃を受け炎上中です。
攻撃の手は緩みそうもありません。
もうだめかも……
こんなときに考えるのも変だけど「敵機来襲」、「敵機襲来」どっちが正しいんだろう。
最近ある化粧品のテレビCMで聞いた「ナノテクだから、こすらないでもするんと落ちる」という表現がちょっと気になりました。
「こすらないでも」ではなく「こすらなくても」だろうと個人的には思うのですが、このように「~しなくても」とするべきところを「~しないでも」という言い方をするのはもう普通の表現になっちゃってるのでしょうか。
文法としてどちらが正しいかはとりあえず置いておいて、どれぐらいWeb上で“普及”しているのか検索してみました。
「こすらないでも」本日現在約571件。
「こすらなくても」本日現在約4,330件。
思ったほどは差がないですが、「こすらないでも」の検索結果を上位から順に見ていくと、表示されたページのうちかなりの数がこの化粧品について書かれたページでした。
そこで今度はメーカー名と商品名、そしてこのCMで特徴的なフレーズである「ナノテク」と「するんと」をマイナス検索してみたら、本日現在で約54件にまで減りました(メーカー名と商品名だけだと約136件)。
54対4,330。このCMをチャレンジャーだと思うのは私だけでしょうか。
*実際の話し言葉においてはこれほどの差はないと思います。
いくつかのブログ等でgoogleの修正候補表示システム「もしかして」が復活したことは聞いていたのですが、さきほど自分でgoogleを利用していて復活後初めてこれが表示されたので記念エントリーです(笑)。
今「愛・地球博」関連で話題になっている弁当の持込について、いくつかの個人ブログで「コンビに弁当」という間違い表示が見られたので試しに検索してみたのですが、そしたら最上部に「もしかして: "コンビニ弁当"」と出てきてちょっと感動しました。
有名な「もしかして:"萌え"」が見られないのはちょっとさびしいですが、随分と機能も向上したらしいので、これから期待したいと思います。
ちなみに「もしかしたら」が見られる「コンビに弁当」の検索結果はコチラです。
書くタイミングを逸してどうしようかと思っていた先日放送の「タモリのジャポニカロゴス」ですが、今回も前回同様とても楽しめたので備忘録的に印象に残ったところをちょっとだけ書いておきます。
なお、今回は大泉洋が出演していたのも私にとっては大きなポイントでした(軽度のどうバカなので)。
まずは大阪弁のアルプスの少女ハイジに笑わせてもらいました。ハイジに「どないなっとんねん」とか言わしてるし。
言葉ネタの定番の一つとも言える新解さんネタは前回から引き続いてのコーナー。
放送内容はもちろん面白かったのですが、とりあえず新解さんネタの定番サイトのみご紹介。
「新明解国語辞典を読む」
「新解さん新聞」←こちらは期間限定サイトらしいです
そして一番インパクトがあったのは今回もやはりあの敬語講座でした。
今回の問題は……
Q.上司に怒られたときの謝罪の敬語
カッコの中に入る言葉は何か
部長[ ]すみませんでした
「まことに」とか「本当に」とかが普通入ると思うのですが、回答はなんと息を吸い込みながら「すぃ~」と言う。
言いよどみの引き音。より申し訳なさそうに見える一種の演出的表現。
Q.自分の会社の社長が先に退室するときにどんな敬語で見送ればいいか
社長[ ]
まず「ありがとうございました」は自分の会社の社長に対しては使わない。
「ご苦労様でした」などのねぎらいの言葉は目上の人に対しては使えない。
正解は「失礼します」。自分が帰る場合でなくても使える。他に使える言葉がないときの無難な表現。
こんな感じで今回もたいへん勉強になりました。と言うよりなるほどなぁーと思いました。
この番組、もし第3弾があったらまた必ず見たいと思います。
「金田一先生、正月以降番組出すぎですから」(by タモリ)。
先日のジャポニカロゴスのときにタモリから言われた通り、金田一先生本当にテレビ出すぎです。
昨日はマシューズベストヒットTVに出て芸能人の方言にダメ出ししてたと思ったら、今日はNHK教育テレビで探偵の扮装をして日本語講座をやってました。
そういう訳で、今日から始まった日本語なるほど塾の新年度ヴァージョン。
今回のメインコメンテーターは「ほぼ日」での連載を見ていた方にはおなじみの山田ズーニーさんです。イメージよりも若くてお綺麗でびっくりしました。
金田一&ズーニーのコンビでやられては私も見ないわけにはいきません。
テキストを書店に買いに行こうかどうか思案橋……。

某大手ポータルサイトのニュースのページに誤字がありました。
上の大見出しの方が「人口繁殖」になっています。
なんだか人間の数だけがすごい勢いで増えていくようなイメージがあります。
ちょっとした不注意で誰でもやりそうだし、検索でもかなりの数(本日現在約992件)出てきていますが、同じ間違いが水族館とか大学、市役所のサイトなどでも散見され、さりげなくカッコ悪いので早く直したほうがよいと思うのでした。
今回は「ひでゆきの小ネタ部屋・別館」さん風のタイトルにしてみました。
フジの人気番組「トリビアの泉」の中のワンコーナーに「ガセビアの沼」というのがありますが、私は初めてこれを見たとき「ガゼビア?」と読んでしまい、どれぐらい同じ読み違いをしている人がいるのか試しに検索してみましたら(→●)けっこういて安心しました(笑)。
これに関連して、じゃあ「ガセネタ」を「ガゼネタ」と言っちゃってる人がどれぐらいいるのかをついでに検索してみたらその数の多さにびっくり(本日現在約7,050件)。
「ガセビア」を「ガゼビア」と覚えてもたぶん将来困りもしないと思いますが、「ガセネタ」を「ガゼネタ」と人前で言うのはやっぱりちょっと恥ずかしいかもしれないので気をつけましょう。
と言う訳で、トラックバック先はコチラの記事でした。
私も緒川たまきに「うそつき!」って言われてみたいかも……

ゴールデンウィークも終わり花見の時期も過ぎたというのに今年は未だ気温が低く、私の家では昨日の夜も暖房器具を使用していました。
そんな中Webをまわっていると、私と同様北の方に住んでいる人の日記の中に「ストーブを炊いて」という表現を見つけました。
「炊く」と言ったらご飯だろうと思いつつ試しに検索してみたら、普通にストーブを炊いている人がたくさんいてちょっと驚きました。
ストーブの場合「焚く」が当てはまると思うのですが、どちらかと言うと「たく」とひらがなにする方が一般的なような気がします。
ただ私の場合は子どもの頃は別として今は日常的に「ストーブをつける」という言い方をしています。ファンヒーターなどスイッチを押すだけなのでこちらの方がイメージに合う為だと思います。
ストーブたいてますか?それともつけてますか?
最近いくつかのブログで、英ロックバンドのクリームが36年ぶりの再結成ライブを行ったことを記事にしていたのですが、リンクを辿っていく中でギターのエリック・クラプトン(ERIC CLAPTON)をエリック・クリプトンと書いてあるのを見つけてちょっとウケてしまいました。
クラプトンはスーパーマンですか……。
「エリック・クリプトン」(本日現在約 129 件)
「エリック・クランプトン」は多すぎ(本日現在約 1,900 件)。
ある掲示板上で見つけて思わず「住んでるのかよ」と、パソコンのモニターに向かって言いそうになりました。
[検索例]
・私は高校在住時、陸上部に所属していまして
・僕は高校在住の高校一年です!!
・初めまして!!○○高校在住の者です♪ etc…
この場合「在学」「在学中」或いは「在籍」が当てはまると思います。
在住:その地に住んでいること。「現地―の邦人」「パリに―する日本人」
在学:学生・生徒・児童として学校に籍を置くこと。「本校に―する生徒」
(by yahoo辞書)
・おぞろおぞろしい名前
・おぞろおぞろしい印象
・とてつもなくおぞろおぞろしい etc …
私自身ついさきほどあるブログ上で初めて目にした言葉なのですが、前後の文脈から考えておそらく「おどろおどろしい」のつもりかと思われます。
faint memoryと言うより、「おどろおどろしい」と「恐ろしい」が合体してできた造語なのかもしれません。
件数はまだほとんどありませんが、それだけに曖昧な記憶の奥から新しい言葉が引きずり出される現場に立ち会っているような気持ちにもなります(大袈裟!)。
「おぞろおぞろしい」が「おどろおどろしい」の同義語として国語辞典に載る日はくるのでしょうか。
[参考]
おどろおどろしい: 不気味で恐ろしい。すさまじい。「怪奇映画の―・い演出」
(by yahoo 辞書)
ある掲示板で罵り合いが起こり、仲裁しようとした人が発した言葉。
「皆さん、他人の逆鱗を逆撫でするようなことはもうやめましょうよ」
気持ちは十二分に伝わりますが、なんだか表現がおかしいです。
「逆鱗に触れる」と「神経を逆撫でする」という二つの似た意味の言葉をくっつけて縮めてしまったようですが、逆鱗(逆さに生えたうろこ)を逆撫でしたら普通に撫でていることになっちゃいます。
逆鱗:[竜のあごの下にある一枚の逆さに生えたうろこに人が触れると竜が大いに怒るという伝説から〕目上の人の激しい怒り。
「――に触れる」:目上の人を激しくおこらせる。
(by goo 辞書)
「逆鱗を逆撫で」している人の数---本日現在66件
逆鱗を逆撫でされたら高ぶっていた気持ちは少しずつ落ち着いてくる?

人気ブログ「困ったときのベタ辞典」から生まれた書籍、その名も「困ったときのベタ辞典」が発売されましたので、今日はこれを走って買いに行きました。
いかにも辞典風の紙質と金文字を用いた表紙がカッコよく、中身はすごい数のベタな言葉であふれており、どこから読んでも楽しめるようになっています。まさに労作。
これから毎日少しずつ、一度に全部読むのはもったいないので風呂上がりに“とりあえずビール”でも飲みながら楽しませていただきたいと思っています。
あっ、それから私が以前投降、じゃなくって投稿してブログ上にて採用されたベタネタも今回この本に収録されており、本の最後には「ベタネタ職人のみなさん」として名前まで載せていただきました。シデキ感激。
我が家に家宝が一つ増えました。

「飛ぶ鳥を落とす勢い(きわめて盛んな勢いのたとえ)」の反対の意味として、近頃この言い回しが使われだしているようなんですけど。
[例]
・バブルが崩壊し、飛ぶ鳥が落ちる勢いで開発がストップ
・最近、飛ぶ鳥が落ちる勢いでランキングが降下中です
・その後は飛ぶ鳥が落ちる勢いで衰退していった
・好感度は飛ぶ鳥が落ちる勢いで急降下 etc……
このような表現は果たして今後飛ぶ鳥を落とす勢いで更に一般化していくのでしょうか。
「救命救急士」と「救急救命士」。どちらが正しい名称なのか正直よく分からなかったのですが、さきほど現役の救急隊員の方が書かれている「救急隊員の独り言」というブログの昨晩のエントリーを読んではじめてちゃんと知ることができました。
「救命病棟24時」も毎回見ていたというのにまるで頭に入っていなかったようです。
正しいのは「救急救命士」のほう。あくまで「救命する人」であり「救急する人」ではないと覚えておけば、とりあえず今後間違わずにすみそうです。
「救命救急士」と「救急救命士」の両方が出てくるページのgoogle検索。
[オマケ] もしかして: "救急救命"
感情や気持ちの表現の仕方は人それぞれ。
望みがかなわなかったときには「かっがり」し、何かひらめいたときには「ピッと来る」。
そして驚いたときには「ドッキとする」人が増加中?
「ドッキとした」人がたくさん見つかるgoogle検索。
なんか心臓がドキドキいってるようでこれはこれで臨場感がありますけど。
類似表現「ドッキッとした」
「えっ、これってどっきり?」
11日夜、飯島秘書官が、小泉首相は今年も多分必ず靖国神社に参拝すると思うと言ったのだそうです(yahoo!ニュースより)。
何もここで政治論議を始めようというのではなく、もうお分かりかと思いますが、この言葉の中の「多分必ず」という箇所が気になってしまいました。
「多分」と「必ず」という、二つの意味の違う言葉が並列しているというのはやはりちょっと違和感があります。
ただこの場合、「多分」と「必ず」の両方が同じ言葉(参拝する)にかかっていると読んでしまうとそう感じるのであって、「多分」(←飯島秘書官の主観)が「必ず靖国神社に参拝する(つもりである)」(←小泉首相の意志)にかかっていると解釈すれば、その言わんとするところはそれなり分かります。
適切かどうかはともかく、短い文章で伝えたいことがなんとなく伝わってしまうというのがいかにもニュースの見出し的だなと感じたのですが、実際はどのように話したのでしょうか。
ところで、Web上ではこの表現(多分必ず)は、すでに多く見られます。
実際それらのほとんどが不自然に感じられるものばかりなのですが、使う側にもそれなりの理由があるような気がします。
すなわち、
【1】気分としては間違いなく「必ず」なのだが実際そう断言してしまうまでの自信はないのでとりあえず頭に「多分」をつけて曖昧な表現にしている。
【2】何かについて断言をすると、そのことを不愉快に思う人が出てくる可能性があるので頭に「多分」をつけて表現をぼかしている。
検索結果に出てくる「多分必ず」がどういうつもり、意図で使われているのかを無理矢理深読みしてみるのもまた面白いかもしれません。
「多分必ず」を知る為のgoogle検索。(本日現在 約 337 件)
「多分絶対」(本日現在 約 3,960 件)
「多分絶対だいじょうぶ!」って普段使っていませんか?
Web上だけでなく、近頃はテレビでも耳にするようになったよく分からない表現。
「全然分からない」のか、それとも「よく分からない(少しは分かっている)」のかいったいどちらなのでしょう。
かなり普通に使われている気もするのですが、使う心理を考えてみました。
【1】「全然分からない」のか「よく分からない」のか、そもそもよく考えずに言葉を発している状態。
【2】「分からない」と言い切ってしまうことに対する躊躇の表れ。
【3】「全然」という言葉の内に「分からないことの何が悪いのだ」という開き直りの意志が込められており、それに対する反感を弱めるために「よく」を添えて表現をぼかしている。
【4】「よく分からない」という気持ちを、「全然」をつけることによってはっきりと宣言、強調している。つまり、「全然」が「分からない」ではなく「よく分からない」にかかっている。
検索結果を見ても、その多くは1の理由であまり考えずに使っているのだと思うのですが、それらの中にも2~4、或いはその他の心情を様々な割合で含んでいるのではないでしょうか。
「全然よく分からない」 (本日現在 約 352 件)
「さっぱりよく分からない」(本日現在 約 138 件)
「まったくよく分からない」(本日現在 約 171 件)
「意味」よりも「気分」を伝えることを優先した現代的な表現なのかもしれません。分からんけど。
「スパムコメントがたくさんついたのでソッコウで削除しました」のソッコウを漢字で書くと次のうちどれ?
即効 速攻 速効 即行
-------------------------
という出題を今日のこのエントリーの下書きとして数日前に保存していたのですが、そしたら翌日まったく同じテーマで書かれたメルマガが届いてびっくりしまして、本日はそのメルマガをご紹介して私の文章にかえさせていただきます。
私の文章なんかよりずっと学術的で且つ分かりやすいので今回出る幕ございません……。
問題│ 帰って「ソッコウ」寝た、は「即行」?「即効」?「速攻」?
去年紹介したメルマガの最新号(第 130号)です。このメルマガは本当に勉強になりますヨ。
ネタは思いついたら速攻で形にしなくちゃダメだと今回思い知らされました。
「他人の欠点・短所などをことさらに言い立てる」という意味で「あげつらう」という言い方をします。
[例]
過去の非を互いにあげつらう
喧嘩をする際に相手の欠点をあげつらう etc…
最近これによく似た言葉で「あげつらねる」という表現を見かけるようになりました(漢字では「挙げ連ねる」「上げ連ねる」などで表記)。
「あげる」+「つらねる」で「複数の例を示す」という意味で使われている場合もあり一概に間違った言葉遣いであるとは言い切れないのですが、やはり「あげつらう」の意味で使われている例は数多く見られます。
[例]
お互いの非を挙げ連ねるばかりの喧嘩
闇雲に問題点を上げ連ねる
悪いところだけをあげつらねるのは簡単です
不注意をあげ連ねる書き込み etc…
「挙げ連ねる」 (本日現在 約 226 件)
「上げ連ねる」 (本日現在 約 65 件)
「あげ連ねる」 (本日現在 約 47 件)
「あげつらねる」(本日現在 約 37 件)
「複数の例を示す」という意味での使い方はすでに抵抗なく受け入れられているのでしょうか。
ちなみに「あげつらう」は漢字で書くと「論う」。